通常は運用益に20.315%かかる税金が非課税になる制度「つみたてNISA」。2018年1月からスタートしましたが、現在は500万口座を超えています。
「この春こそ資産運用をはじめよう」と考えている方もいるでしょう。中には国の優遇制度だからとあまり調べずにはじめてしまう方もいますが、長期間運用を続けるものなので事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
今回はつみたてNISAやiDeCoをはじめる前に、気付いておけば良かったことをご紹介します。
つみたてNISAとiDeCoをうまく使い分ければよかった
つみたてNISAとiDeCoはどちらも自分で選んだ金融商品に、毎月一定金額を積み立てていくものです。
ただ、つみたて投資の非課税枠は毎年40万円が20年間(非課税投資枠は20年間で最大800万円)。途中で売却をすることも可能です。
一方でiDeCoは、原則60歳にならなければ受け取れません。
年代にもよりますが、まだ20〜40代であれば運用期間に何が起こるかは分からないでしょう。たとえばリストラや離婚など、途中で積み立てをストップしたり売却したりする必要が起こる可能性もあるでしょう。
そういった可能性を考えると、はじめから「つみたてNISAは万が一のときでも売却できる貯蓄・iDeCoは老後資金」と使い分けて、金融商品や積立金額を考えましょう。