厚生年金の男女別のボリュームゾーンとは
同調査によれば、50~60代のおひとりさまも3人に1人が貯蓄ゼロとなっています。「年金だけで生活できない」といわれて久しい現代において、老後に向けて貯蓄ゼロでは不安も大きいでしょう。
「年金を貰えないのでは」と思われる方もいますが、年金制度は少子高齢化が進んでも財源の範囲で給付費をまかなえるよう年金額の価値を調整する、マクロ経済スライドを導入しています。
ただし、年金だけで老後生活するのは厳しいでしょう。
たとえば会社員や公務員などが加入する厚生年金は、収入に応じて定められた保険料を納めるため、受給額の個人差が大きくなります。
上記のように、厚生年金の月の受給額のボリュームゾーンは男性で15~20万円、女性で7~12万円となっていますね。
現役時代の収入の傾向が、そのまま老後にも反映されるかたちに。男性でも収入が少ない方、また女性は厚生年金だけでは生活するのが厳しいでしょう。
公的年金は受給開始から生涯受け取れる安心感はあります。一方で、「公的年金以外の備え」が老後生活を左右するでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)