おひとりさまが増えている現代。

内閣府男女共同参画局の「結婚と家族をめぐる基礎データ」をみると、2019年の平均初婚年齢は男性で30.7歳、女性で29.6歳です。

初婚年齢の平均は男女ともに30歳前後ですが、2020年の国勢調査では既婚の割合が未婚の割合を上回るのは男性で35~39歳以上、女性で30~34歳以上ともなっています。

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」(2021年11月30日公表)

生き方が多様化している現代において、おひとりさまでいる理由はさまざま。ひとりでいることを選ぶ方もいれば、離別・死別などを経てひとりを選ぶ方などそれぞれ背景は異なります。

ひとりの生活は何でも自分で選択することの連続ですが、それは「お金」についても同じこと。今どのようにマネープランやライフプランを立てるかということが、この先や老後に影響します。

とはいえ、育児や介護をしていたり、今の40代の方は大卒でも正規雇用が難しかった「就職氷河期世代」であり、思うように働いたり貯蓄できない場合もあるでしょう。

今回は30~40代のおひとりさまの貯蓄事情をみていきます。