生涯賃金「大学・大学院卒、かつ企業規模1000人以上」が最も高い

学校卒業後、同じ企業でフルタイムの正社員を続けた場合の60歳までの生涯賃金(退職金を含めない・2019年)は以下の通りでした。

出典:労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2021」をもとに筆者作成

男女とも、大学・大学院卒の生涯賃金が最も高く、「男性が2億8780万円、女性が2億4030万円」でした。学歴の違いによる生涯賃金の差は、男性より女性の方が大きく見られます。
 
次に、企業規模別に生涯賃金を見てみましょう。

出典:労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2021」をもとに筆者作成

先ほどの学歴別生涯賃金について、さらに企業規模別に算出したものが上記です。男女とも、最も生涯賃金が高かったのは「大学・大学院卒」かつ企業規模が「1000人以上」で、男性が3億1480万円、女性が2億5870万円。

企業規模が大きくなるほど、生涯賃金も高くなっています。

たとえば大学・大学院卒の男性の場合、企業規模「1000人以上」では3億1480万円に対して、「10~99人」では2億2254万円と、生涯賃金に9200万円以上の開きが見られます。

加えて、企業規模「1000人以上」の高専・短大卒が2億8060万円、高校卒が2億8120万円、企業規模「100~999人」の高専・短大卒が2億3620万円、高校卒が2億3890万円という結果に。

こちらを見ると、学歴より企業規模の方が生涯賃金に大きく影響しているといえそうです。