退職一時金「大学・大学院卒」は1897万円。学歴別による差はいくらか
厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査」の退職給付(一時金・年金)の支給実態によると、「勤続35年以上かつ45歳以上」の定年退職者に対して、支給したまたは支給が確定した退職給付額を退職金給付制度の別で見ると、次の通りでした。
「大学・大学院卒(管理・事務・技術職)」では、「退職一時金制度のみ」が1897万円、「退職年金制度のみ」が1947万円、「両制度併用」が2493万円。
「高校卒(管理・事務・技術職)」では「退職一時金制度のみ」が1497万円、「退職年金制度のみ」が1901万円、「両制度併用」が2474万円。
「高校卒(現業職)」では、「退職一時金制度のみ」が1080万円、「退職年金制度のみ」が1524万円、「両制度併用」が1962万円でした。
退職一時金制度のみを採用する企業が8割弱ですから、「退職一時金制度のみ」の金額を見ると、大学・大学院卒(管理・事務・技術職)が1897万円、高校卒(管理・事務・技術職)が1497万円、高校卒(現業職)が1080万円と、学歴による金額差が見られます。