貯蓄3000万円を築くには早めの準備を
貯蓄3000万円をもつ世帯は多くはないものの、一定数いることが分かりました。年代的に若い頃からの貯蓄のほか、退職金や相続資産もあるでしょう。
ただ、今の現役世代が貯蓄3000万円を築くのは簡単ではありません。はじめに確認した通りさまざまなモノの値上げが進んでいますし、平均年収はこの30年間変化していません。
一方で、現代では共働きで世帯年収を上げるご家庭もあります。育児をしながら働くのは大変ですが、共働きをサポートする家電やサービスも増えています。
また貯蓄や運用に関する情報も昔に比べて多く、NISAやiDeCoのように運用益が非課税になる制度も利用できます。
昔のようにお金を使い、貯めることは叶わなくなりましたが、情報収集をして工夫をおこなうことで貯蓄を増やすことは可能でしょう。
将来安心できる貯蓄を築くためにも、早いうちから情報収集をして、コツコツと備えていきましょう。
参考資料
- 東京電力「2022年7月分電気料金の燃料費調整について」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」
宮野 茉莉子