2. 日本電産の業績はどのように推移してきたのか
株価が上昇するには利益の伸びが重要ですが、ここで、日本電産の業績を振り返ります。
日本電産の売上は、2018年3月期から2020年3月期まで1兆5000億円前後で推移し、その後伸びが強まり、2022年3月期には1兆9000億円台に乗せました。
しかし、営業利益について見てみると、2018年3月期から減少傾向にあり、2021年3月期に一度大きく盛り返したものの、2022年3月期には回復のペースが鈍りました。
営業利益率については、基本的に営業利益と同じような推移を見せているものの、2022年3月期に関しては営業増益ながらも利益率は低下し、採算の改善で課題感が見て取れます。
今後の株価上昇には、売上や利益の伸びはもちろん、利益率の改善も大きなポイントとなるのではないでしょうか。