公的年金にはデメリットもある
公的年金にはデメリットもあります。その一つが「将来いくら貰えるか分からない」という不安でしょう。
令和4年度の年金受給額は0.4%減額されており、少子高齢化の現代においては年金に不安を感じるのも仕方ありません。また、自分の好きなように金額を積み立てたり、自分で運用したりということもできません。
それに対応するのが個人年金保険やiDeCoになります。
たとえばiDeCoは自分で金融商品を選び、毎月一定額を積み立てていくもの。投資信託を選べばリスクはありますが、リターンがある可能性もあり、目に見えて自分で将来に備えているという実感も得られます。
掛け金に上限はありますが、そのほかに貯蓄やNISA制度を利用した運用などで備えることも可能です。
働いて得るだけの収入は、いずれ限界が訪れる可能性が高いです。長く仕事を続けることだけでなく、公的年金・私的年金・貯蓄のメリット・デメリットを考慮して、早いうちから老後に備えたマネープランを検討してみましょう。
参考資料
- サントリー「ビール類・RTD・ノンアルコール飲料等の価格改定について」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」
- 日本年金機構「知っておきたい年金のはなし」
- 厚生労働省「令和3年版高齢社会白書」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「知っておきたい年金のはなし」
宮野 茉莉子