60代で働くシニアは現代でも約半数に
現代は60代に入っても働き続ける方が増えています。厚生労働省「令和3年版高齢社会白書」によれば、現代のシニアの就業率は以下の通り。
2020年は「60~64歳」で71.0%、「65~69歳」で49.6%と、60代の約半数が働いています。働くシニアは年々増加しており、今の現役世代が60代になる頃には働くのが当たり前になっている可能性も高いでしょう。
「老後が不安でも、働き続ければいい」という考えはありますが、同時に「いつまで働けるか」という不安は続きます。
仕事による収入が見込めなくなる場合に対応してくれるのが、年金や貯蓄になります。
ただ、先ほどの40~50代の貯蓄事情をみると、貯蓄ゼロや老後資金まで対応できていない世帯も多く、具体的な対応策が求められるでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。