60代で働くシニアは現代でも約半数に
現代は60代に入っても働き続ける方が増えています。厚生労働省「令和3年版高齢社会白書」によれば、現代のシニアの就業率は以下の通り。
2020年は「60~64歳」で71.0%、「65~69歳」で49.6%と、60代の約半数が働いています。働くシニアは年々増加しており、今の現役世代が60代になる頃には働くのが当たり前になっている可能性も高いでしょう。
「老後が不安でも、働き続ければいい」という考えはありますが、同時に「いつまで働けるか」という不安は続きます。
仕事による収入が見込めなくなる場合に対応してくれるのが、年金や貯蓄になります。
ただ、先ほどの40~50代の貯蓄事情をみると、貯蓄ゼロや老後資金まで対応できていない世帯も多く、具体的な対応策が求められるでしょう。