【不動産投資のリスク】毎月の返済額が増え、収益は減る
頭金を入れないということは、それだけ借り入れ額が大きくなるということです。その分、毎月の返済額も高くなり、家賃収入を得ても「手残り」は減ります。
「それでもマイナスにならなければ最終的にはローンがなくなり、不動産だけが残る」とお考えになるかもしれません。これは、よく言われる“営業トーク”でもあります。
今後の収支をマイナスにさせないためには「今」だけでなく、将来の出費や収入減を予測する必要があるでしょう。投資物件を所有している間には、次のような要因による突然の出費や収入減が起こり得ます。
不動産投資の6つのリスク
- 入居者の退去および空室期間の長期化
- 需要低下に伴う家賃の引き下げ
- 金利上昇
- 設備の故障
- 修繕積立金や管理費の増額
- 大規模修繕
頭金ゼロでも上手く運用し、収益を出している投資家は、これら将来的なリスクをも想定してそれでも利益になる物件を選んだり、適宜繰り上げ返済をして返済額を減らしたりしているからです。