つみたてNISAとiDeCoの違い4.対象となる金融商品
対象となる金融商品もつみたてNISAとiDeCoでは異なります。
つみたてNISAは金融庁が定めた長期・積立・分散投資に適した投資信託とETF(上場株式投資信託)となっており、2022年4月26日時点では213本あります。
一方のiDeCoは元本確保型(定期預金や保険)と元本変動型(投資信託)があります。
両者とも金融機関によって取り扱っている商品や本数が異なるので、金融機関を選ぶ際は自分が投資したい商品があるかを確認しましょう。
つみたてNISAとiDeCoの違い5.途中での引き出し
つみたてNISAとiDeCoで大きく異なるのが積み立ての途中で引き出せるかです。
両者とも基本的に長期間運用するものですが、今回のコロナ禍のような有事の際やリストラ、離婚など、万が一のことが起こる場合もあるでしょう。
つみたてNISAなら途中で引き出すことができますが、iDeCoは原則60歳まで引き出せません。そのためiDeCoは投資の目的を「老後資産」と決めるとよいでしょう。
つみたてNISAとiDeCoの違い6.税制上のメリット
つみたてNISAもiDeCoも運用益が非課税になるというメリットがあります。
iDeCoには他に以下のような税制上のメリットがあります。
- 掛け金が全額所得控除となる
- 年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の対象に一定額までなる
節税対策に着目してiDeCoをはじめるのも良いでしょう。