マイナンバーカードのメリットは主に4つ
マイナポイントが付与されるなら申し込みたいと考える方も多いと思いますが、一方でマイナンバーカードのメリットがわかりにくいかもしれませんね。マイナンバーカードを作るメリットは主に4つです。
マイナンバーカードのメリット1.身分証明書として利用できる
「氏名、住所、生年月日」などにあわせて顔写真が記載されているマイナンバーカードは、公的な身分証明書として利用できます。特に運転免許証を持っていない方にとっては身分証明書として使いやすいでしょう。
マイナンバーカードのメリット2.行政手続きがオンラインでしやすい
市役所などでの行政手続きは待ち時間が長いことも多く、一度行くと時間がかかりますよね。マイナンバーカードがあればコンビニで住民票や印鑑登録証明書を取得したり、児童手当の現況届や保育園の申込みをオンラインで行ったりできます。
マイナンバーカードのメリット3.健康保険証の登録で管理がしやすくなる
過去の薬や特定健診等のデータが連携されるため、引っ越し先や旅行先、災害時に受診する際にも便利です。
また高額療養費制度(医療機関や薬局の窓口で支払った額がひと月の上限額を超えた場合に超えた金額を支給する制度)を利用する場合、マイナンバーカードを利用できる医療機関・薬局であれば、同意することで限度額を超えた部分がその場で免除されます。
マイナンバーカードのメリット4.公金受取口座でスムーズに給付金などが受け取れる
はじめに確認しましたが、緊急時の給付金や年金、児童手当、所得税の還付金などがスムーズにおこなわれるのもメリットでしょう。
一方で、マイナンバーカードの表面には多くの個人情報が記載されていますので、紛失や盗難などで個人情報が漏れてしまうなどの注意点もあります。使い勝手がよく便利なマイナンバーカードですが、管理には注意しましょう。
また、2022年3月4日にはマイナンバーカードと運転免許証の一体化などを盛り込んだ道路交通法の改正案が閣議決定され、国会に提出されました。
今後、さまざまな場面での利用が増えると考えるマイナンバーカード。今回のマイナポイント第2弾を機に、利用について考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 総務省「金子総務大臣閣議後記者会見の概要」
- 総務省「マイナポイントとは?」
- マイナポータル
- デジタル庁「公金受取口座登録制度」
- 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用について」
- 内閣府「二之湯内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年3月4日」
宮野 茉莉子