2. 個人年金保険がもつメリットは2つ
個人年金保険には、公的年金で足りない老後の備えを補う役割があります。その本質だけでも十分メリットの高い商品ですが、ここでは2つのメリットを解説します。
2.1 半強制的に老後資金を貯められる
「自分で老後資金を貯めている」という方はいいですが、目先のやりくりで老後の備えまで手が回らない方もいるのではないでしょうか。
貯金には向き不向きがあるので、「つい使ってしまう」というタイプには、こうした保険を利用することで半強制的に貯めていくことが有効になります。
2.2 個人年金保険料控除が使える
さらに見逃せないメリットとして「個人年金保険料控除」があります。支払った保険料は個人年金保険料控除の対象として、年間4万円まで控除が受けられます(2011年12月31日までの旧保険では5万円まで)。
つまり現在の所得税・住民税を軽減させる効果があるのです。
ちなみに控除の項目は生命保険とは異なるため、他に死亡保険や医療保険に加入している方でも、条件を満たせば新たに所得控除の対象となります。
確定申告が必要のない会社員等は、年末調整で済ませられるので便利ですね。
※個人年金保険控除の対象となるには、保険料払込期間が10年以上あるなど所定の条件があります。詳しくは国税庁ホームページや税務署等でご確認ください。