「65歳以上の世帯の所得」その内訳とは
なぜ60代に入っても貯蓄に励むのか、その理由の一つにやはり「年金」が挙げられます。
日本年金機構によれば、高齢者世帯(65歳以上の人のみで構成するか、これに18歳未満の未婚の人が加わった世帯)で、「年金のみで生活」する世帯は約5割。
所得のうち年金が6割以上の世帯は27%、6割未満は24.6%です。
1世帯あたりの平均年間総所得では、312.6万円のうち年金が63.6%(199.0万円)を占め、残りは仕事や有価証券等の運用による所得、企業年金、個人年金などになります。
少子高齢化が進む現代においては、この年金が占めるが63.6%が徐々に減っていく可能性も高いでしょう。その分、「仕事や有価証券等の運用による所得、企業年金、個人年金など」の割合を増やすために、個々人が準備をすることが求められます。
今でも、約36%は年金以外で老後の生活費をまかなわなければなりません。今後は4割、5割と年金以外で老後生活を補う必要がある可能性があると考えると、早いうちから備えることが大切となるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)