株式投資をする上で、配当金を目当てに買う株を考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、実際にお金が振り込まれたりすると、リターンを実感しやすいです。
しかし、株式投資には「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。
今回はトヨタ自動車(7203)について、「1年前に100株買った人の、本当の利益額」を見ていきたいと思います。
それではまず、配当金について見ていきましょう。
1. トヨタの配当金のリターンはいくらか
トヨタの株式を2021年5月10日の終値(1,701円)で買い、持ち続けたとすると、2022年3月期の中間配当と期末配当の計2回受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
トヨタの2022年3月期の中間配当は120円、期末配当は現時点で非公表のため、保守的に0円とします。
そのため、100株ベースの配当金のリターンは12,000円とします。