住宅ローン・教育費・老後資金との兼ね合いを考える

はじめて住宅を取得する年齢が37〜39歳で、世帯年収は600万円台後半。

これにあわせてお子さんがいるご家庭では教育費が、そしてどの家庭でも老後資金が必要となります。

「住宅資金・教育費・老後資金」は人生三大支出と言われますが、どれも金額が大きくなることがほとんどのため、長期間かけて準備する必要があります。

教育費の負担は大きいですが、子どもが大学などを卒業すれば必要なくなります。たとえば1番下の子が38歳で生まれていても、四年制大学を卒業する頃には60歳です。

一方で60代以降も住宅ローンが残っている場合、老後資金との兼ね合いを考えながらマネープランを立てることになります。

退職金から住宅ローンを返済するのか、返済するならいくら返済するか、何歳で完済するのか、それまでの生活費はどうするか、いつまで働き続けるか…などを考える必要があるでしょう。

生活費を大きく左右するのが「仕事」です。

現代は60歳で退職をせず、働き続ける60代の方も増えていますよね。

ただ、生命保険文化センターによると、老後資金を使い始める年齢は65歳から。年金の受給開始が原則65歳ということを考えても、「65歳」は働き方や生活が変わる可能性が高い年齢と言えそうです。

住宅ローンが60代以降も残る方は、いくらくらい残りそうか、どう返済するのか、仕事はいつまで続けるのかを早いうちから考える必要があるでしょう。

その際には65歳で生活が変わる可能性があることも考えて、プランを立てるといいでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子