4月以降、食料品や電気の値上げが相次いでいます。物価の値上げが続くと、預貯金だけでなく、運用を考える方もいるのではないでしょうか。

ネットなどで調べると、「初心者におすすめ!」とあるのがつみたてNISA。

たしかにつみたてNISA制度を利用すれば、通常は運用益に20.315%かかる税金が年40万円まで、最長20年間非課税になります。

ただし、運用には必ずリスクがあります。つみたてNISAはあくまでも投資信託等を活用した制度ですので元本保証はありません。

さらに金融商品によってパフォーマンスが異なることにも注意が必要です。

また、つみたてNISAはほとんどがインデックス投信を購入することになります。

今回はこれからつみたてNISAをはじめる方に向けて、買ってはいけないインデックス投信をご紹介します。

つみたてNISAの商品は多岐にわたる

つみたてNISAは金融庁が厳選した金融商品の中から自分で選ますが、金融庁によると、つみたてNISAの商品は全部で210本もあります。内訳は以下のとおり。

  • 指定インデックス投資信託:181本
  • 指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等):22本
  • 上場株式投資信託(ETF):7本

出典:金融庁「つみたてNISAの対象商品」(2022年3月24日時点)

「インデックス投資信託」が一番多く、日本株式ならTOPIXや日経平均、米国株式ならNYダウ、世界株式ならMSCI指数といった株価指数などのベンチマーク(指標)に連動する運用成績を目指す投資信託です。

一方アクティブ運用投信とはベンチマークを上回る運用成績を目指すもので、手数料も高く設定されることが多いです。

以上のことから、初心者の方におすすめなのはインデックス投信だといえます。

ただ、次にご紹介する3点のようなインデックス投信の購入はよく考えるべきでしょう。