追い上げを狙う「au」と「ドコモ」

楽天、ヤフーに次ぐ勢いを見せているのが通信キャリアの「au経済圏」と「ドコモ経済圏」です。それぞれの特徴を見てみましょう。

【au経済圏】とは

auはPonta(ポンタ)ポイントと連携したサービスを展開しています。

auのスマホや通信サービスでPontaポイントが貯まるのはもちろんのこと、決済アプリの「au PAY」やクレジットカード「au PAYカード」の利用でもポイントが貯まるので、ポイントの二重取りができます。

【au経済圏】Pontaポイントの効果的な貯め方

au PAYマーケット内でau PAYカードを使って支払うと、6%ポイントが還元されます。また、au PAYカードから決済アプリのau PAY残高にチャージをして、コード支払いをすると1.5%の還元率となります。

au PAYカードを公共料金の支払いに使うと1%ポイントが還元されます。この点はPayPayカードでも一緒ですが、auスマホの利用者が電気料金を「auでんき」にすると最大5%のポイント還元となり、au PAYカードで支払うとさらにポイント貯まります。

auでんきに申し込みをする必要がありますが、auユーザーであれば固定費でポイントが貯まるメリットを最大限に生かすことができます。

【ドコモ経済圏】とは

NTTドコモが提供するdポイントは、ドコモユーザーだけでなく、dポイントクラブに入会することで誰でもポイントを貯めることができます。

ただやはり、ドコモユーザーが通信料金や買い物利用でdカードを使うのが最もポイントを貯めやすいと言えます。また、スマホ決済の「d払い」を合わせるとさらにポイントが貯められます。

【ドコモ経済圏】dポイントの効果的な貯め方

スマホ決済のd払いを「d払い」と「dポイント」の両方の対象加盟店(ファミリーマートやローソンなど)で利用するとdポイントが二重取りできます。また、d払いの支払い方法をdカードに設定するとdポイントの還元率が1%アップします。

通常、d払いを実店舗で利用すると0.5%、ネットで利用すると1%の還元率ですが、dカードと紐づけることで実店舗で1.5%、ネット利用で2%の還元率になります。

dカード単体での利用は1%の還元率なので、d払いができる店では「d払い+dカード」の合わせ技でポイントを貯めるとよいでしょう。