ポイント経済圏の二大巨頭「楽天」と「ヤフー」
ポイント経済圏の二大巨頭ともいえる「楽天経済圏」と「ヤフー(ペイペイ)経済圏」。その現状と効果的な利用方法について、まずは楽天経済圏から見ていきましょう。
「楽天経済圏」の現状とポイント
「ポイント経済圏といったら楽天」というくらいメジャーな存在ですが、昨年から続くポイントプログラムの「改悪」が騒がれています。
昨年は、楽天カードで公共料金の支払いをすると「100円につき1ポイント」付与されたのが「500円につき1ポイント」に変更となったり、SPU (スーパーポイントアッププログラム)のポイント倍率が最大15.5倍だった倍率が15倍になったりするなどの変更がありました。
2022年4月から付与対象がさらに変更となり、現在は最大14倍となっています。
また、4月からの変更点では、ポイント進呈の対象となる金額がこれまでの消費税込みの金額から、消費税を抜いた金額に変更となりました。消費税10%分のポイントが付かなくなるのは、ポイント付与率に与える影響としては大きいのではないでしょうか。
ただ、こうした改悪は楽天経済圏離れを引き起こすほどではないと考えます。今後も続けば別ですが、現状でも充分、楽天のポイントプログラムは優位性があるからです。
特に楽天カードでの決済は通常利用で「100円につき1ポイント」、楽天市場で使えばポイント2倍、街のポイント加盟店では最大3倍などポイントがアップします。
他にも複数のサービスを利用することでポイント還元率がアップするSPU (スーパーポイントアッププログラム)によって、還元率を上げることができます。
たとえば、楽天市場での買い物を例にします。
- 楽天銀行の口座を開設
- 楽天カードを作って楽天銀行を引落し口座に設定する
- 楽天市場アプリを使って買い物をする
これだけで還元率が4.5倍になります。どれも無料で行えて、最初の設定さえしてしまえば、その後の楽天市場での買い物でお得にポイントが貯められます。
効果的な「楽天ポイント」の貯め方
楽天市場以外でも、スマホ決済の「楽天ペイアプリ」を利用すれば、ポイントが効果的に貯まり、貯まったポイントの利用範囲も広がります。
楽天ペイのチャージを楽天カードから行うと、楽天カードから0.5%還元され、コード・QR払いでの決済時に楽天ペイから1%還元されます。合計で1.5%還元されるので、普段の買い物でも効率よくポイントを貯めることができます。
また、対象店舗は限られますが、楽天ペイアプリ内のポイントを提示してからコード・QR払いで決済をすると楽天ポイントがダブルで貯まります。貯めたポイントは「ポイントでのお支払い」を選択することで、楽天ペイで決済できるお店ならどこでも使えます。