4月ももう終盤です。
新生活を始めた方は、給与水準がアップされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
何にお金を使うか考えている方もいることでしょう。
しかし、将来に向けた計画も重要です。
メットライフ生命保険が公表した『「老後を変える」全国47都道府県大調査2021』によると、全年代を通して「老後の備えに必要な金融資産と自らが想定する金額」は、2853万円という結果になりました。
一時期、「老後2000万円問題」という話とともに「2000万円」という金額が注目を集めましたが、現在ではより多く「3000万円」を欲しいと考える人が多いことがうかがえます。
1. 貯蓄3000万円、日々どのような努力をすべきなのか
3000万円という大きな金額も、基本的には日々の積み重ねです。
今すぐ始められそうなものとしては、「お金の使い方を見直す」ということではないでしょうか。
そこで、LIMOで過去配信した「「貯蓄3000万円」達成している世帯、年収はどれくらい?」から、見直しポイントを2つ紹介します。
1.1 見直しポイント①:節約の方法
まずは、節約方法。
例えば「こっちのほうが〇円安いから」という理由で、買い物のたびに、あちこちのお店をはしごする…といったことをしていませんか。
また、徒歩で数分のお店に行けばすぐに手に入るものを、「ネットのほうが安いかもしれない」「〇%OFFのクーポンがあるから」と、1時間もかけて検索してしまった…なんてこともあるかもしれませんね。
でも、よくよく考えてみれば、その努力で1,000円を節約できたとしても、毎日毎日、何分もそこに費やしてしまっていたとしたら…。
むしろ、その小さな金額は払ってしまって、そこに使う時間分の仕事をしたほうが、手元に残る金額は大きいかもしれません。
よく言われることですが、やはり節約効果が大きいのは、「住居費」「保険」「光熱費」「通信費」といった「固定費の節約」です。
多少手続きは面倒ですが、住宅ローンの借り換え、保険の見直し、電気やガス、携帯料金のプランの見直しなどを行うことで、月々数万円も安くなったという事例はたくさんあります。
1.2 見直しポイント②:使うべきところ
次に振り返ってみたいのが、自身のお金の使いどころ。何でもかんでも、「手出しが少ないほうが節約になる」などと考えていませんか。
例えば、家電を買う時に「使いたい機能が制限されて10万円」と「使いたい機能(しかも高機能)がついて15万円」があったとしましょう。
前者は確かに安く済みますが、使っていくうちに「もうちょっとこうだったらよかったのに」というストレスが積み重なることが十分に考えられます。
つまり出費に対する満足度が低い。
下手をすると早めに買いなおす羽目になり、トータルで見たときに余計に出費していた…ということもあるかもしれません。
使うべきところでは使い、使う必要のないところは削る、というメリハリのある使い方をしたほうが、長い目で見たときに最終的には節約になる…ということなのでしょう。