【投資信託】つみたてNISAは30代が最も多い
30代や60代で投資信託の保有割合が増えているようすや、外国株式投資信託の人気の高さを見てきました。
実際に投資信託で運用をはじめる人は増えているのか、特にわかりやすいのがNISA制度の利用者数でしょう。
金融庁の資料によると、NISA(一般・つみたて)における商品別買付額は以下の通り。
商品別比率では、「投資信託(57.2%)」と最も多く、次いで「上場株式(40.0%)」です。
特につみたてNISAの買付額の年代別比率を見ると、「30代(27.8%)」「40代(26.9%)」と、30~40代が最も多くなっています。
現代の20~40代は老後資金への不安が大きいという結果があらわれているともいえるでしょう。
運用にはリスクがありますが、一定額を積み立てる投資信託であれば長期間運用するほどリスクが減り、利息に利息がつく複利の効果も期待できます。つみたてNISA制度を利用すれば、毎年40万円まで、最長20年間運用益が非課税になるので、将来の資産形成のために利用するのはいいでしょう。
投資信託で運用する人が増えている現代。平均年収が約30年上がらない状態や、将来年金が減る可能性を考えると、運用は一つの有効な手段になります。
まずは情報収集からはじめて、自分のリスク許容度に合った運用を取り入れてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 金融庁「『NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果(令和3年6月末時点)』の訂正について」
- 一般社団法人投資信託協会「2021年度投資信託に関するアンケート調査報告書(投資信託協会)」
宮野 茉莉子