株式投資をする上で、配当金や株主優待を目当てに買う株を考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、実際にお金が振り込まれたり、優待ギフトが送られてきたりすると、リターンを実感しやすいです。
しかし、株式投資には「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与え、なかには驚くようなパフォーマンスを見せるケースもあります。
今回は日本電産(6594)について、「2年前に買った人の、本当の利益額」を見ていきたいと思います。
それではまず、配当金について見ていきましょう。
1. 日本電産の配当金のリターンはいくらか
日本電産の株式を2020年4月24日の終値(5,349円)で買い、持ち続けたとすると、2021年3月期の中間配当と期末配当、2022年3月期の中間配当と期末配当の計4回受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
日本電産はそれぞれ以下のとおり配当を出しています。
- 2021年3月期の中間配当/期末配当:30円/30円
- 2022年3月期の中間配当/期末配当:30円/35円
そのため、100株ベースの配当金のリターンは12,500円でした。