老後生活の柱となる「国民年金と厚生年金」。

老後になれば当たり前のイメージがありますが、具体的には分かっていないという方も多いのではないでしょうか。

たとえば年金の支払い月は2月、4月、6月、8月、10月、12月の15日です(15日が土日祝日の場合はその直前の平日)。

2カ月分が支払われるため、老後になっても毎月上手にやりくりしていく必要があります。

では、年金の平均受給額はいくらかご存知でしょうか。みんなどれくらい年金をもらっているのか、気になるものですよね。

今回は年金の平均額や分布、モデル夫婦の受給額などを見ていきます。

【注目記事】つみたてNISAやiDeCo「はじめる前に気付いておけば良かったこと」4選

1. 国民年金と厚生年金のキホンをおさらい

日本の年金は「2階建て」と言われています。

出所:日本年金機構

  • 1階部分「国民年金(基礎年金)」:自営業や無職、専業主婦(主夫)などが受け取る
  • 2階部分「厚生年金」(国民年金に上乗せして加入):公務員や会社員などが受け取る


国民年金は一律の保険料を支払います。

一方で厚生年金は収入に応じて定められた保険料を払い、加入月数によっても受給額が異なるため、厚生年金の方が個人差・男女差が大きいという特徴があります。