4. 「厚生年金と国民年金の受給額」差は月約9万円、どう備えるか
それでは、厚生年金と国民年金の月平均の差額を出しましょう。
厚生年金14万4366円-国民年金5万6252円=8万8114円
厚生年金部分のみをみると約8.8万円であり、国民年金と厚生年金では約9万円もの差があるとわかりました。
自分は国民年金と厚生年金どちらなのかということは、普段あまり意識しないかもしれません。ただ、老後にはこれだけの差が見られることになります。
特に男性は厚生年金の平均額も16万円なので、約10万円もの差がひらきます。
現代は会社員だけでなく、フリーランスや起業をされる方もいます。働き方については年金だけが関わるものではないですが、国民年金となった場合にはより老後に備える必要があるでしょう。
また、パートでも厚生年金への適用が拡大しています。特に育児中の女性は働き方に悩むものですが、長い目で見て検討されてもいいかもしれませんね。
いずれにせよ、年金だけで生活するのが困難な現代は、その他の手段で備える必要があります。
老後に向けた選択肢は複数ある方が安心するもの。長く働き続ける方法を考えたり、私的年金や運用をするなどして、老後の対策を考えてはいかがでしょうか。
参考資料
宮野 茉莉子