一口に「年金」といっても、厚生年金と国民年金の受給額の平均差は大きいものです。

国民年金は自営業や専業主婦などが、厚生年金は会社員や公務員などが加入するため、あまり違いについて考えない方もいるかもしれません。

しかしその違いを知っておくことで、老後に向けてとれる対策も変わってきます。

今回は厚生年金と国民年金の差を見ながら、セカンドライフの対策を考えていきましょう。

【注目記事】つみたてNISAやiDeCo「はじめる前に気付いておけば良かったこと」4選

1. 今さら聞けない「厚生年金と国民年金」

日本の年金は「2階建て」と言われています。

出所:日本年金機構

  • 1階部分「国民年金(基礎年金)」:20歳以上60歳未満の方が原則加入。自営業や専業主婦の方などはこちら。
  • 2階建て「厚生年金」:国民年金に上乗せして、会社員や公務員の方が加入する。

パートの方は2016年10月より、特定適用事業所で働き一定要件を満たせば厚生年金へ加入できるようになりました。