2. 株価の月間下落率が15%を超えている「神戸物産・ニトリ・良品計画」
2.1 神戸物産
1つ目は神戸物産(3038)です。
神戸物産の株価は、2022年4月27日の終値時点で月間の騰落率が-16.6%となっています。
業績自体は近年堅調に伸びていますが、株価は足元で軟調です。
優待でも人気の神戸物産ですが、株価が大きく下がってしまっては、お得な優待も意味がなくなります。
2.2 ニトリホールディングス
2つ目はニトリホールディングス(9843)です。
ニトリの株価の月間下落率は-18.7%となっています。
ニトリは海外で製品を生産し、国内に輸入して販売をしている「円安デメリット銘柄」です。
足元の円安基調を受け、業績悪化の懸念が強まっているのではないでしょうか。
2.3 良品計画
3つ目は、良品計画(7453)です。
株価の月間下落率は、-24.2%です。
良品計画も円安デメリット銘柄となります。
4月を経過し、新生活を始める人が多い中、季節的な需要の膨らみはあったかもしれません。
しかし、足元の株価は軟調となっており、現状は売りが優勢となっています。
執筆者
1991年生まれ。新潟県新潟市出身。2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォームに入社し、現在はメディア事業部・メディアグロース企画推進室マネージャー。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」を中心に、多くの読者の方に幅広いコンテンツを届けるための戦略立案に従事している。
それ以前は、LIMO編集部にてアシスタント・コンテンツマネージャー(ACM)として従事。第一報として報道されるニュースを深堀りし、読者の方が企業財務や金融に対する知的好奇心を満たしたり、客観的データや事実に基づく判断を身に付けられたりできる内容の記事を積極的に発信していた。
入社以前は、株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、営業担当として、IRツール(アナリストレポート、統合報告書、ESGレポートなど)やバーチャル株主総会サービス、株主優待電子化サービスなどもセールス。加えて、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供。財務アドバイザリーファームからの業務委託で、数千万~数十億円規模の資金調達支援も多数経験。
株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)、オリックス株式会社でも勤務し、中小・中堅企業向け融資を中心に幅広い金融サービスを営業した。株式会社DZHフィナンシャルリサーチでは、日本株アナリストとして上場企業の決算やM&A、資金調達などのニュースと、それを受けた株価の値動きに関する情報・分析を配信。IPOする企業の事業・財務を分析し、初値の予想などに関するレポートを執筆。ロンドン証券取引所傘下のリフィニティブ向けに、週間・月間レポートで、日本株パートを執筆。経済情報番組「日経CNBC」にて毎月電話出演し、相場や株価の状況も解説していた。
新潟県立新津高等学校を経て、2013年に慶応義塾大学商学部を卒業。学部では、岡本大輔研究会にて企業評価論、計量経営学を専攻していた。
最終更新日:2023/11/03