国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によれば日本の平均年収は433万円とのこと。
この平均年収をふまえ、年収600万円超の年収があるとなると、少し余裕をもった生活を送れそうだと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

私は以前、生命保険会社に勤務し、数多くのお客さまからお金の相談を受けてきました。その経験もふまえ、平均年収600万円世帯を紐解きながら、達成できる職種や将来へのお金の備え方についてお話をしていきたいと思います。

みんなはどのくらいの年収をもらっているのか

国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」から年収分布を確認していきましょう。

1年を通じて勤務した給与所得者 5,245 万人について、給与階級別分布をみると、300万円超400万円以下の者が 913 万人(構成比 17.4%)で最も多く、次いで200万円超300万円以下の者が814万人(同 15.5%)となっていました。

本題の600万円代はと言うと339万人(同6.5%)、また600万円超でみると約2割ということになり、5人に1人が600万円超の年収を受け取っていることになります。

男女別に年収600万円超の割合を見ると、男性は約3割、女性は約0.6割という結果でした。男女の差が大きくあります。