吉野家ホールディングス(9861)子会社の吉野家は役員の社外活動での不適切発言が大きな注目を集めることになりました。

その吉野家、実は役員の失言に先立ち発表した中期経営計画で、「牛丼とから揚げの店」を目指すと宣言しています。

役員の失言に注目が集まり、10年ぶりの復活となった力作・親子丼の船出も質素な形となってしまった吉野家ですが、今後「牛丼とから揚げの店」に脱皮できるのか、その行方が注目されます。

1. 常務の不適切発言で炎上した吉野家

牛丼チェーン店の吉野家が、大学の社会人講座における常務取締役の不適切発言で大炎上しました。

社外活動での不適切発言であり会社としては関知していない、として早々に常務取締役は解任され火消しが行われています。

その吉野家は常務の不適切発言騒動に先立つ2022年4月13日、2022年2月期の決算発表を行うとともに、中期経営計画を発表しています。

本来は決算や中期計画が注目される所ですが、役員の不祥事という変な部分が注目される結果となりました。