富裕層でも老後が不安?老後の不安をなくすポイントは3つ

富裕層世帯の場合、資金が十分にあるため、老後への考え方にも違いがあります。

金融資産3000万円以上の方の場合、老後の生活をそれほど心配していないと回答した人は59.6%、心配であると回答した人は40.4%でした。

全世帯で見ると、老後の生活をそれほど心配していないと回答した人は23.0%、心配であると回答した人は77.0%なので、富裕層世帯は老後に経済的不安を抱えている人は少ないことが分かります。

老後に経済的な不安がなく、充実した生活を送るためには、やはりある程度の金融資産を貯めておく必要があります。老後資金を計画的に貯める方法を確認しておきましょう。

  1. 現在の収支と貯金額を計算する
  2. 老後(65歳くらい)までに、いくらお金を貯めなければならないかを確認する
  3. 毎年の貯金額、運用額の目標を立てる

老後の資金としては、年金に加えて、夫婦2人で2000万円の貯蓄が必要だと言われています。

レジャーや旅行を楽しみたいと考えている方は、さらに貯蓄が必要です。将来必要となる老後資金と、現在の貯蓄額を比較し、足りない分を貯金や資産運用で蓄えていきましょう。

マネープランを立てる場合は、できるだけ具体的な目標を設定すると成功率が高まります。

たとえば、現在40歳の方が、仕事を引退する65歳までに2500万円を貯めたいとすると、年間の貯金目標は100万円(2500万円÷25年間)です。毎月8.3万円を老後資金用に貯める必要があります。

40代~50代は子どもの教育資金や生活資金でお金がかかる世代ですが、自分たちの老後資金のためにも、お金を貯金していく必要があります。できるだけ具体的な貯金目標を設定し、計画的に準備をしていきましょう。