断捨離という言葉は、私たちの暮らしの中にすっかり浸透した感があります。
「年末年始に断捨離しよう」とか、「断捨離がうまくできない」と言った声も自然に聞かれるようになりましたね。
終活(※編集部注)でも、断捨離は大切な行動の1つです。でも、ふだんの断捨離と「終活の一環として行う断捨離」はどんな点が違うのか、気になりませんか?
「物を捨てる」という共通点はあるものの、終活における断捨離は、ふだんの断捨離とは目的や意味が少々異なるのです。一緒に確認していきましょう。
【※参考記事】【終活のススメ】死後の手続きで家族に迷惑をかけない、終活4つのステップ
そもそも「断捨離」とは?
断捨離という言葉には、「物を捨てる」という意味だけではなく「物にとらわれずに生きていく」という意味も含まれます。
つまり「捨てた後、すぐに買い足してモノが増えていた」という場合は、断捨離をしたことにはならないわけです。
断捨離の「本来の意味」
「断捨離」という言葉が本来意味するのは、不要な物を断ち、捨て、物から離れる(執着しない)」という生き方を目指すアクションなのです。
「いつもの断捨離」の判断基準は「今後必要かどうか」
「毎年断捨離をしています」という人は、「毎年大掃除をします」、という意味とほぼ同じ感覚で断捨離という言葉を使っているかと思います。
ここでいう断捨離とは、シンプルに「要らないもの捨てて、部屋を片づける」という意味でしょう。もちろんふだんの断捨離はこれでオーケイです。
ここで大切となるのは、ただやみくもに捨てるのではなく、判断基準は今後の生活に使うか使わないかで判断する、という点でしょう。
リサイクルショップやフリマで売るなど、「お金に換える」発想をもつことも、断捨離を続けるモチベーションに繋がります。
「楽しみながら断捨離をする」、そんな習慣をぜひ心がけたいものです。