マイナンバー健康保険証にまつわる4つのデメリット
マイナ保険証の利用には、次に挙げる4つのデメリットがあります。
- 対応する医療機関が少ない
- 紛失や盗難による個人情報漏洩のリスク
- マイナンバーカードの有効期限に注意が必要
- 申請手続きが面倒
それぞれ詳しく解説します。
対応する医療機関が少ない
2022年4月時点でマイナ保険証に対応している医療機関および薬局の数は全国で4万384件と少なく、マイナ保険証の手続きをしても活用できない場合があります。
当面は従来の保険証を持ち歩く必要があるでしょう。
申請手続きが面倒
PCやスマホでの健康保険証申請には手間がかかります。
PCでマイナポータルにアクセスするには、マイナンバーカード対応のICカードリーダーが必要になります。
スマホでアクセスする場合は、お使いのスマホにマイナンバーカードの読み取り機能が付いていなければなりません。
そのほかセブン銀行ATMでも簡単に手続きできます。
マイナンバーカードの有効期限に注意が必要
マイナンバーカード本体とマイナ保険証で利用する利用者証明用電子証明書は、それぞれ有効期限が異なります。
マイナンバーカードの有効期限は発行日から10回目の誕生日まで(20歳未満の方は5回目の誕生日まで)です。
一方、利用者証明用電子証明書は発行日から5回目の誕生日が有効期限です。
マイナンバーカードを保険証として利用するには、期日が到来したマイナンバーカード本体と利用者証明用電子証明書を都度発行しなければなりません。
紛失や盗難の場合は有料で再発行
マイナ保険証を紛失すると有料で再発行する必要があります。
板橋区を例に挙げると、マイナンバーカードの発行に800円、電子証明書も同時発行する場合は追加で200円となります。盗難の場合は手数料が免除される可能性もあります。
マイナンバーカードの再発行は手数料だけでなく、受け取りまでに約2ヵ月かかります。くれぐれも紛失しないよう注意が必要です。