マイナンバー健康保険証を利用する4つのメリット
マイナ保険証を利用するメリットとしては、次の4つが挙げられます。
- 高額療養費制度における限度額を超える支払が免除される
- マイナンバー健康保険証の読み取りで自動受付が可能
- 過去の医療記録が全て記録される
- 就職・転職・退職・引っ越しをしても健康保険証として使える
それぞれ詳しく解説します。
高額療養費制度における限度額を超える支払が免除される
限度額適用認定証がなくとも、高額療養費制度の限度額を超える部分の支払いが免除されます。
認定証を受け取るには事前に書類申請する必要がありますが、マイナ保険証があると手続きの手間が省けます。
ただし自治体独自の医療費助成などは対象外です。
マイナンバー健康保険証の読み取りで自動受付が可能
医療機関に設置されている顔認証付きカードリーダーを利用することで、本人確認と保険資格の確認が一度に実施されます。
コロナ禍で対面受付に抵抗がある方にとっては、マイナ保険証による自動受付は非常に便利な機能です。
マスクを着用していても顔認証は可能ですが、機器によって精度が異なるため認証できない場合もあります。その際は暗証番号の入力でも受付が可能です。
マイナ保険証を利用できる医療機関や薬局は、以下のウェブサイトで確認できます。
マイナンバーカードの健康保険証利用 参加医療機関・薬局リスト
過去の医療記録が全て記録される
過去に処方された薬や特定健診などのデータが連携されることで、より適切な医療が受けられます。
旅行先で医療機関にかかった時や災害時でも薬の情報などが共有されるため、正確な医療提供に役立ちます。
就職・転職・退職・引っ越しをしても健康保険証として使える
さまざまなライフプランの変化があっても、保険者の手続きが完了し次第マイナ保険証で医療機関の受診ができます。
国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入している方は、定期的な被保険者証の更新が不要になるほか、高齢受給者証の持参も不要になります。