65歳以降も働くには「健康・体力」が必要82%
老後の選択肢として大切な「仕事」ですが、いつまで働けるかは誰にもわかりません。
先ほどの独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査で、65歳を過ぎても働くために必要なことを聞いたところ最も多いのは「健康・体力」が 82.0%でした。
次いで「仕事への意欲」(58.9%)、「仕事の専門知識・技能があること」(46.2%)、 「協調性(年下の管理監督者の下でも働けることなど)」(34.9%)、「専門性よりは色々な仕事ができる能力や幅広い経験」(21.4%)。
仕事をする上での基盤は「健康・体力」です。健康を維持することが重要となる一方で、いつ病気になるかは誰にもわかりません。
この点を考えると、老後資金のために「仕事」以外の対策もとる必要があります。
たとえば、年金を繰下げて受給額を増やすのも一つ。何歳まで繰り下げれば良いのかは個人差が大きいので、慎重に検討する必要があります。
また、資産運用でお金に働いてもらうのもいいでしょう。運用にはリスクがあるのでしっかりと情報収集する必要がありますが、自分が働けなくなってもお金が働いてくれます。
いくつもの選択肢で備えると老後の不安は少しずつ減るでしょう。
仕事・年金・運用のいずれも60代でどう決断するかが重要となってきます。ご自身に合ったマネープランについて、この春考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
宮野 茉莉子