高校の授業は大人も学べる内容に

金融庁の「高校向け 金融経済教育指導教材」では、大人でも学べるコンテンツが豊富にあります。第1章である「家計管理とライフプランニング」の中には、例えば次の項目があります。

  • 雇用形態による年収の違い→正社員と正社員以外では生涯年収がいくら違うのか
  • 人生の3大支出→教育と住宅ともう一つは?
  • 家計管理をシミュレーション→赤字の場合、食費や被服費をいくら削減すれば?

答えが知りたい項目もあるのではないでしょうか。

子どものお小遣いを管理するのであれば、親も金融リテラシーを身につける必要があります。ましてや子どもが高校になれば、これらの授業を受けてくることに。

親がしっかり金融知識をつけていないと、お小遣いの管理も難しくなるかもしれません。

2022年度はこうした背景から金融教育元年とも呼ばれます。子どものお小遣いを意識したときは、親が金融リテラシーを学び始めるチャンスです。この機会に知識を深めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

太田 彩子