高校の授業は大人も学べる内容に
金融庁の「高校向け 金融経済教育指導教材」では、大人でも学べるコンテンツが豊富にあります。第1章である「家計管理とライフプランニング」の中には、例えば次の項目があります。
- 雇用形態による年収の違い→正社員と正社員以外では生涯年収がいくら違うのか
- 人生の3大支出→教育と住宅ともう一つは?
- 家計管理をシミュレーション→赤字の場合、食費や被服費をいくら削減すれば?
答えが知りたい項目もあるのではないでしょうか。
子どものお小遣いを管理するのであれば、親も金融リテラシーを身につける必要があります。ましてや子どもが高校になれば、これらの授業を受けてくることに。
親がしっかり金融知識をつけていないと、お小遣いの管理も難しくなるかもしれません。
2022年度はこうした背景から金融教育元年とも呼ばれます。子どものお小遣いを意識したときは、親が金融リテラシーを学び始めるチャンスです。この機会に知識を深めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
太田 彩子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)