老後2000万円問題の2つの落とし穴
ここからは、老後2000万円問題の2つの落とし穴を解説していきます。
老後2000万円問題の落とし穴1. 住宅費
持ち家を前提としているので、住宅費は約1.4万円しか計上されていません。老後も賃貸で生活する方は30年間の家賃も計上しなければいけないということです。
老後2000万円問題の落とし穴2. 介護費
全ての方が介護になるわけではありませんが、介護費用は意外と多くの資金を必要とするので、準備するに越したことはないでしょう。
こうした問題を加味すると、2000万円では老後を乗り切るのは難しいことがご理解いただけたのではないでしょうか。
65歳の定年後を安心して暮らすために
ここまで、定年後65歳の貯蓄や老後2000万円問題について解説してきました。老後に備えて、現役時代からマネープランを検討しておくことで、不足する分の準備ができるかもしれません。
参考資料
- 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」「Ⅲ世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況」
岡崎 泰輔