2022年4月から、公的年金の支給額は令和3年度から原則0.4%の引き下げとなります。
新型コロナウイルスの影響で賃金が減ったことが原因とされていますが、今後も賃金が上がる見通しは立っておりません。
将来、年金はいくらもらえるのか、心配になる人も少なくないと思います。
今回は、だれもが共通する「年金」事情の最新データを解説していきます。
厚生年金に加入している場合の平均額と、今からでも始められる年金作りの方法をご紹介します。
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厚生年金・国民年金の制度をおさらい
まずは、日本の年金制度をかんたんにおさらいしましょう。
日本の年金は2階建て構造といわれていますね。
1階部分は国民年金(基礎年金)です。加入対象は、日本国内に住むすべての20歳から60歳未満の人で、保険料は皆一律です。ちなみに、令和4年度の保険料は月額1万6590円です。
2階部分は厚生年金です。加入対象は、公務員や会社員などで、報酬比例で保険料が異なります。対象者は、1階部分の国民年金に加えて2階部分の厚生年金がもらえることになります。そのため、国民年金と厚生年金を合算した保険料が毎月給与天引きされています。
では、それぞれ受給額がどれくらいかを見ていきましょう。