コロナ禍で収入が不安定になる人が多い中、これまで以上に副業に目を向ける方が増えているようです。

ただ、会社の規定で副業が禁止であったり、どういったものに取り組めばよいのか分からなかったりで、実際には取り組めていない人も多いのではないでしょうか。

そこで次に目を向けられているのが、いわゆる「資産運用」です。
近年では、様々な種類の金融商品が世の中に溢れています。

将来のためにコツコツと積立投資をするものもあれば、保有することで、安定的かつ継続的に収入を受け取ることができる「インカム収入」を期待できるものもあります。

今回は、そういった「インカム収入」を期待できる4つの資産運用についてクローズアップしてみたいと思います。

不労所得①/債券

不労所得を得るための1つ目の金融商品が「債券」です。
どちらかというと富裕層に好まれる商品となっています。

債券とは、国(国債)や企業(会社)に一定の期間お金を貸して、貸している期間、利息を受け取れるというものです。

富裕層が債券での運用を好む理由としては、安定性があげられます。
債券は、債券の期間(お金を貸している期間)と利率(お金を貸している間にもらえる利息)が、あらかじめ決まっている為、運用計画が立てやすいといったメリットがあります。

また、債券の発行体(お金を貸している相手)が債務不履行にならない限りは、満期時に元本(貸したお金)が返ってくるため、一般的には他の金融商品に比べて安全商品といわれています。

とはいえ、金利状況にもよるものの、仮に2%の社債で年間360万円の不労所得を得るためには、1億8000万円もの元本が必要になります。

新型コロナウイルス拡大後は各国の金融緩和もあり、先進国は低金利が続いているため、ある程度大きな元本を持っている人でない限り、債券運用のメリットは少ないといえるでしょう。