世帯年収1000万円は日本でどれくらい?

では、次に世帯年収1000万円の割合を見ていきましょう。

少し前の調査になりますが※、厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」によると、「1000~1100万円世帯」は全体でたったの3.1%しかいません。

しかし、「年収1000万円以上」の合計だと、12.1%と全体の約1割の世帯が年収1000万円を超えていることがわかりました。

つまり、前項の結果を踏まえると、一人で1000万円稼ぐことはハードルが高いといえども、共働きで1000万円稼ぐことは非現実的ではないと言えるでしょう。

実際に、総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」によれば、二人以上・勤労世帯の「年収1000万~1250万円」の女性の有業率は69.6%と高い水準となっています。

今後は、女性の貢献で世帯年収の中央値は上がっていく傾向になるかもしれませんね。