長年デフレが続いていた日本にも、近頃じわじわとインフレの波が押し寄せています。
デフレとは、物の値段が下がる現象であるのに対して、インフレとは、物の値段が上がる現象のことを指します。

インフレの影響から、生活レベルを保つためにも高収入を目指す人も増えているのではないでしょうか。
その中でも、「年収1000万円」はキリがいい数字のため憧れの的になりやすいといえます。

では、実際に日本には「年収1000万円」の人はどれくらいいるのでしょうか。
また、より現実的な「世帯年収1000万円」の貯蓄額にもフォーカスしていきます。

年収1000万円は日本でどれくらい?

まずは、今回の本題である年収1000万円の割合を見ていきましょう。
国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、「1000万円超 1500万円以下」の所得者は全体でたったの3.4%(男性5.2%、女性0.7%)しかいません。

また、「年収1000万円以上」の合計でも、全体で4.6%と、ほんの一握りであることがわかります。