「将来、年金っていくらもらえるのだろう」
ふと将来を考えたとき漠然とこんな不安を感じた事がある人も多いのではないでしょうか。
その不安は現代の２０代や３０代といった若者の間でもあるようです。
「老後の準備は早く始めた方がいい」と頭では分かっていても、将来のことにまでお金がまわらないという方も多いのではないでしょうか。
今回は厚生年金を月１５万円以上もらえている方が全体でどれくらいいるのかを確認していこうと思います。そのうえで、今からできる対策なども考えていこうと思います。
公的年金の仕組み
公的年金は、現役世代（今働いている世代）が支払った保険料を、高齢者などの年金受給者向けに分配する仕組みとなっています。そのため、皆さんが受給者となった際は、その時の働き手が年金の資金源を作ることになります。
また、保険料以外にも、年金積立金や税金などが年金の財源に充てられます。
公的年金は2種類の年金で構成されています。それが、国民年金と厚生年金です。国民年金は、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員に加入する義務があります。保険料は一律で、納付した期間に応じて将来もらえる年金の額が決まります。
一方で厚生年金は、公務員やサラリーマンなどが加入できるもので、支払う保険料はその組織から受け取る報酬に応じて変わります。また、将来もらえる年金額は、加入期間や納付額に応じて変わります。これを「報酬比例部分」といい、現役時代にどれだけ収入を上げられるかが将来の年金額に大きく影響することを指します。
なお、日本年金機構が提供する「ねんきん定期便」「ねんきんネット」などを活用すると、将来自分がいくら年金をもらえそうかを確認することができるので、気になる人は見てみましょう。
