つるバラは華やかながらも、大人っぽい庭づくりの主役にもなる花。

ツルを長く伸ばし丈夫な性質のため、鉢植えでも十分大きくなりますよ。

美しいバラに囲まれた家はとてもロマンチックな雰囲気。今回はつるバラをオシャレに仕立てるコツ、オススメの品種を紹介します。

「つるバラ」とは?

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つるバラとは生長のスピードが速く、一年ほどで数メートルも枝が伸びるバラの総称。アサガオなどのように自然とつるが絡まることはなく、長い枝を壁やフェンスに沿わせながら、人の手で誘引して仕立てる品種です。

一季咲きと四季咲きがあり、長く花を楽しみたいなら四季咲きがオススメ。枝が比較的細かくしなやかで、トゲが少ない品種が多いのも嬉しいところです。

つるバラの花、たくさん咲かせるには?

誘引は水平に

つるバラの誘引は12月が適期。この時期は枝がまだ柔らかいのでよくしなり、思い通りに誘引できます。このとき枝をできるだけ水平に誘引するのがポイント。バラは枝の先端に養分が集まり新芽を出すという特徴があります。

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この性質を利用して枝を水平にすると、すべての節目が同じ高さになり花数を増やすことができます。

シュートは切らない

剪定の時期は誘引と同時期の12月。古い枝、細い枝などを切り落とし、全体の長さを整えます。

つるバラは春~夏にかけて、株元や太い枝から「シュート」という新しい枝を盛んに伸ばします。このシュートは翌年の主枝になるので剪定せずそのまま残しましょう。