現状の積み重ねが将来に繋がる
年収400万円台世帯の貯蓄や手取りからの貯蓄割合についても、二極化していることがわかりました。
現状の積み重ねが将来の資産形成に繋がるからこそ、今できることは考えたいところ。食料品の値上げが相次いでいますが、このタイミングだからこそ固定費を見直したり、ポイ活を活用したりといった工夫をはじめてみるといいでしょう。
しっかり貯蓄をするためには、給料日に自動的に積み立てていく「先取り貯金」が有効です。まだはじめていない方は自分に合った先取り貯金を検討してみては。
今まで先取り貯金をしていた方は、一部でつみたてNISAなどを取り入れて運用をはじめるのも一つです。リスクはありますが、毎月コツコツと積み立てていく積立投資ならある程度リスクを抑えることもできます。
値上げが続く今だからこそ、さまざまな方法で今、そして将来に備える必要があります。まずは貯蓄や運用について、情報収集をしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査(貯蓄・負債編)詳細結果表(2020年(令和2年)第8-2表)」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」
- 国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」
- 厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」Ⅱ 各種世帯の所得等の概況
宮野 茉莉子