3月に定年退職を迎えられた方もいるでしょう。
一般社団法人投資信託協会が2022年1月13日~19日に全国の60歳以上の男女計5161名に行った 「60歳代以上の投資信託等に関するアンケート調査報告書」 によると、退職金を受け取った割合は59.6%でした(2022年3月公表)。
退職金が入って安心する一方で、これからはじまるセカンドライフに向けてどう使うかは悩ましいところですよね。
今回はみんなの退職金の使い道や購入した金融商品を見ていきましょう。
最も多い使い道は「預貯金」日常生活費や住宅ローン返済も
同調査よりみんなの退職金の使い道を確認すると、最も多いのは「預貯金」で2022年は59.3%でした。
2020年からの3年間はおよそ6割で推移しており、やはりまずは預貯金の方が多いようですね。
次に以下の項目が約2割です。
- 「日常生活費への充当」(25.6%)
- 「旅行等の趣味」(21.7%)
- 「住宅ローンの返済」(20.8%)
- 「資産運用のための金融商品の購入」(20.3%)
- 「住宅のリフォーム」(19.0%)
預貯金の次に多いのが、日常生活費への充当でした。同調査で年金を受け取っている割合は83.1%。受給開始年齢は「60歳」が36.0%と最も高く、次いで「65歳」が26.2%です。
60代になると年金生活に入る方や、今は定年後も働き続ける方も多いですよね。年金や仕事による収入では日常の生活費が足りていない方も一定数いると分かります。
次に趣味や住宅にかけたり、老後に向けて資産運用をされる方も多いですね。
年金のみでは生活できないと言われる現代。みなさんどのような金融商品で運用を行うのでしょうか。