自分はどのくらい年金がもらえそうか

年金を受け取るタイミングで「こんなに少ないなんて!」と気づくのは避けたいもの。

そこで現役世代の方に最低限おすすめしたいのは、「ねんきんネット」などを活用して目安額を把握することです。

50歳以上の方であればねんきん定期便に目を通すだけでもいいですね。

ねんきんネットへのログインは最初煩雑に感じるかもしれませんが、あとは働き方によって詳細にシミュレーションができるので便利です。

定期的に確認する習慣をつけておきましょう。

またここ2年は年金額の引き下げが続いています。現役世代の方の中には「どうせ年金なんてほとんどもらえない」と考える方も多いのではないでしょうか。

保険料を納めているにも関わらず、自分でも老後資金を作る必要性があることに、やりきれない思いを抱える方もいるでしょう。

残念ながら年金制度の構造上、働き世代の賃金減少や少子高齢化が進めば、受給額が減る可能性は高いです。

しかし老後資金は自分のためのお金です。また長期の準備期間がある人ほど、資産づくりの選択肢は増えます。

時間を有効に使い、少しずつ準備をしていきたいですね。

「厚生年金の受給額」から考える将来計画のまとめ

厚生年金を15万円以上受け取る人の割合は約46.4%ですが、そこには大きな男女差がありました。現役世代が受給する頃には、男女差は解消されても個人差が残るでしょう。

将来に向けて、まずは年金受給額の目安を確認する習慣をつけましょう。加えて、老後資金がいくら必要かを考えることが必要です。

残りの時間を逆算し、効果的な貯蓄方法を決めることも大切ですね。できることから少しずつ始めていきましょう。

参考資料

太田 彩子