誰もが「厚生年金」を受け取れるわけではない
まずは日本の年金制度についておさらいしましょう。
公的年金は「国民年金」と「厚生年金」の2階建て構造となっています(公務員は独自の共済年金に加入していましたが、2015年(平成27年)に廃止され厚生年金に統一されました)。
1階にあたるのが基礎年金である国民年金です。ここには日本国内に住むすべての20歳から60歳未満の人が加入し、一律の保険料を納めます。
そして2階にあたるのが被用者年金である厚生年金。会社員や公務員が「国民年金の上乗せ」として加入し、報酬比例制の保険料を納めます。
つまり自営業や専業主婦(主夫)などは厚生年金に加入しないため、国民年金のみしか受給できないことになります。
20歳から60歳の40年間、すべて保険料を納付すれば国民年金の「満額」が受け取れるものの、2022年度の満額は月6万4816円です。
とても「ひとりで15万円」の年金収入には届かないことがわかります。では厚生年金に加入する人の場合、何パーセントが「ひとりで15万円」の壁を越えているのでしょうか。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)