多くの子どもがする高校受験にある温度差
中学生の子どもがいる保護者になると、一段と学校外活動費が高くなっています。ほとんどの保護者が子どもに少なくとも高等学校は卒業して欲しいと考えていることから、高校受験はほぼ全員がすることになります。
そのため、学校外活動費のうち補助学習費は、子どもの最終学歴を「大学までと考える保護者」で年間28万8602円、次いで「短大・高専まで」が19万8237円円、「専門学校まで」が16万8199円、「高等学校まで」が12万8931円。
高校受験を見据えて、希望進路に関係なく増えていることが分かります。
ただ、最終学歴を大学までと考える保護者28万8602円に対して、高校までと考える保護者12万8931円と、その差は2倍以上。高校受験を控えた時期としては、かなり温度差が感じられるといえるでしょう。
まとめにかえて
親の学歴が高ければ、収入も高く、教育費にかけるお金も高くなると言われますが、加えて、親の考え方も大きく影響しているといえそうです。
スポーツや音楽が好きな人であれば、必然的にスポーツや音楽に関係することにお金を使うことが多くなるのと同様、知識や教養は大切だと考える人が親になれば、子どもの教育にも熱心になるのも当然だといえるでしょう。
とはいえ、結局のところは、本人のやる気次第。ついつい口うるさくなってしまいがちですが、あまり熱くなり過ぎない程度に、笑顔で子どものサポートをしたいものですね。
参考資料
中野 令子