「結婚にはお金がかかる」は本当か?

結婚とは生活そのものなので、「お金」についてセットで考えるのは当然の流れです。

しかし「今はお金がないから結婚できない」というのは本当なのでしょうか。

例えば1人暮らしをしている男女が結婚して同居する場合、家賃は一人分浮くことになります。

またそれぞれが動画配信サービスなどのサブスクを利用しているなら、同じアカウントで利用できるサービスもあります。

このように収入が2人分になる一方で、生活費は2倍になるとは限りません。それどころか削減できる支出もあるので、コスパとしてはむしろ結婚する方がメリットも高いと言えます。

また「結婚指輪」や「結婚式」、「新婚旅行」など、いわゆる結婚そのものにかかる費用もコロナ禍で減少傾向にあるため、経済的なハードルは下がっていると言えます。

それでもなお「結婚=お金がかかる」というイメージが残るのには、それからの長い人生をともに歩む責任感が重くのしかかるからではないでしょうか。

もし子どもを望むのであれば、教育費を含む育児費用は1000万円単位で必要になります。居住地や年収にもよりますが、「子ども3人はとても無理」という声も聞かれますよね。

子どもを持たない夫婦にとっても、万が一どちらかが働けなくなればお互いに支える必要があります。それこそが結婚のメリットだと考える人もいますが、こうした重みを感じて「結婚=お金がかかる」というイメージを払拭できないことも考えられます。