まとめにかえて
今回は、70代以降世帯のお金事情をながめながら、現役世代の私たちが「脱・老後貧乏」にならないために必要な心構えについても考えてきました。
少子高齢化が急速に進むいま、数十年後も今と同じ年金水準が続くと考えることは難しいでしょう。
とはいえ、いまのシニア世代のフトコロ具合を知ることは、働き盛り世代が老後を見据えた準備をするうえで、何らかのヒントとなり得るはずです。
節約、預貯金、投資、手段はさまざまですが、「お金を守り、育てる」姿勢は、現役時代の若いころからぜひ身に付けておきたい習慣の一つ。生涯にわたり、自分を守ってくれる財産となるでしょう。