2021年10月20日から、マイナンバーカードの健康保険証利用がスタートしました。利用するためには事前に申込が必要ですが、申し込みした人は約750万人余り(2022年2月末現在)にとどまっています。
実はマイナンバーカードを健康保険証として利用すると、より良い医療が受けられるなど、多くのメリットがあります。またマイナポイントが受け取れるキャンペーンも実施されます。今回はメリットを詳しく紹介するとともに申し込み方法について概略をお伝えします。
5つのメリットを紹介
マイナンバーカードを保険証として利用するメリットは5つあります。利用できる医療機関はまだ約3万件(2022年2月末現在)と限られていますが、国は医療機関・薬局のシステム整備の支援を強化して2023年3月末には概ね全ての医療機関等での導入を目指しています。システム導入がされれば大きな恩恵を受けることができます。どのようなメリットがあるか確認しておきましょう。
マイナンバーカードのメリット1.マイナポイント7500円相当分がもらえる
「マイナポイントキャンペーン第2弾」が2022年1月から始まっています。第1弾ではマイナンバーカードを作り、事前に予約したキャッシュレス決済を使うと最大5000円分のマイナポイントが受け取れるというものでした。
第2弾では「キャッシュレス決済」の他にマイナンバーカード「健康保険証としての利用申し込み」をすると「7500円相当分のマイナポイント」が受け取れます。
ポイントの付与開始は2022年6月頃の予定です。
詳細はマイナポイント事業ホームページで確認してください。あらかじめ健康保険証利用の申し込みをすませておくと、付与開始となった時、すぐにマイナポイントの申し込みができます。
マイナンバーカードのメリット2.健康保険証としてずっと使える
転職などで健康保険の保険者が変わる場合でも、新たな保険者の健康保険証の発行を待たなくてもよくなります。保険者での手続きが完了次第、マイナンバーカードで医療機関・薬局を利用することができます。例えば、転職した場合には会社の総務課などを通し、健康保険に加入の申し込みをして健康保険証を発行してもらいますが、受け取りまで2週間程度かかる場合があります。そのような場合でも保険証を待たずに済むため便利です。