「男性」は厚生年金を本当は月平均いくら受給しているのか。年金の仕組みもおさらい厚生労働省「令和２年度の国民年金の加入・保険料納付状況について」から基本を解説

男性は国民年金だけをいくら受給しているのか

ここでは国民年金だけの金額を抽出してみます。

自営業者などで厚生年金に加入していない方は、以下の金額が参考になるでしょう。

男性の場合、国民年金の平均月額は5万9040円でした。

全体は5万6252円で女性は5万4112円なので、ほとんど差がないことがわかります。

1万円レンジごとの受給権者数も確認しましょう。

ボリュームゾーンは6万円～7万円未満。圧倒的にこちらが多くなっています。

国民年金の場合、一律の保険料を納めます。40年間納めることで満額が受け取れ、未納期間があればその分が差し引かれることに。

このような性質上、厚生年金のようなばらつきは生まれにくくなっています。

しかし1万円未満という方も意外にいることから、未納期間や免除期間がある方は注意が必要です。